驚いた。

あの子が、噂の河原くんだったなんて。


「あの。僕のことしってるんですか?」


不思議そうに河原くんは聞いてきた。


「いや!あのね。今2年生の間でかっこいい子が来たって噂になってたんだ。」


「それでですか?」


「うん。ごめんね。でもね、あたしきみにもう一度会いたかったんだ。もしかしたら、会えるかもって思ったんだぁ。」


河原くんは、ふふっと微笑みながら

頷いてあたしの話を聞いてくれた。


「あのね、あのね。初めてなの。初めてもう一度会いたいなって思ったの。」


「僕も心配してたんです。もう一度話せて嬉しいよ。」


微笑んで話してくれた。


「あたしと友達になってくれませんか!?」

ははっ。っと笑って答えてくれた。

「もちろんですよ。」


あたしに笑顔を向けてくれた。


「それじゃあね。これからよろしくお願いします。」


「こちらこそ!」


あたしはワクワクした気持ち

そして、とてつもなく嬉しい気持ちだった。



この頃からあたしは…。