顔を赤くして、走って帰ってきたあたしに
親友の佐倉 汐音(さくら しおね)が言った。
「もしかして、また3年生?そろそろ、あたしの堪忍袋の尾が切れそうなんだけど。いい加減、初くんとか先生に言っちゃったら?」
そんなことできないよ。
そんなことしたら初に迷惑かけることになる。
それに今朝は、初の機嫌が悪かった。
また怒らせちゃったらやだよ。
「そんなことできないよ。そこまで悪いことされてるわけじゃないし大丈夫だよ。」
「まあ、咲愛ならそういうと思ったけどね。危なくなるまで何も言わないのはなしだからね。」
こうやって、いつも心配してくれる、汐音。あたしの一番の友達。
「あ、そうそう。さっき初めて、絡まれたところで男の子と会ったんだ!見られてたみたいで恥ずかしくて逃げて来ちゃった。なかなかカッコよかったんだよ。」
「へぇー。イケメンだったんだ?同じ校内にいるんだからどこかで会えるよ。」
会えるよね。うん。
なんかこんな気持ち初めてだ。
なんなんだろう。
この気持ちは。
親友の佐倉 汐音(さくら しおね)が言った。
「もしかして、また3年生?そろそろ、あたしの堪忍袋の尾が切れそうなんだけど。いい加減、初くんとか先生に言っちゃったら?」
そんなことできないよ。
そんなことしたら初に迷惑かけることになる。
それに今朝は、初の機嫌が悪かった。
また怒らせちゃったらやだよ。
「そんなことできないよ。そこまで悪いことされてるわけじゃないし大丈夫だよ。」
「まあ、咲愛ならそういうと思ったけどね。危なくなるまで何も言わないのはなしだからね。」
こうやって、いつも心配してくれる、汐音。あたしの一番の友達。
「あ、そうそう。さっき初めて、絡まれたところで男の子と会ったんだ!見られてたみたいで恥ずかしくて逃げて来ちゃった。なかなかカッコよかったんだよ。」
「へぇー。イケメンだったんだ?同じ校内にいるんだからどこかで会えるよ。」
会えるよね。うん。
なんかこんな気持ち初めてだ。
なんなんだろう。
この気持ちは。