…ガチャ。 …ドン! 「わっ!初…⁇びっくりしたぁ。」 「咲愛を待ってた。って言うか痛い。」 「初がドアの前にいるからだよ。」 ドアが当たったところがズキズキ痛む。 咲愛は、怪力か。 「珍しいね。待ってくれてたんだ。」 「自転車で行きたい気分。早くしないと遅れるよ。」 そう言って俺たちは、 家を出た。 : : 「間に合ったね〜。初早いよ。」 「いつもこれくらいなんでしょ。」