…トントン


「咲愛。俺。朝ごはん持ってきた。」



…ガチャ


「ん?あ、初〜。
おはよー。ふぁぁぁぁあ。」


なんだよ。寝てたのかよ。
ったく。心配して持ってきたのに。


まあ。そういうところが

可愛いいんだけどな。



そう。俺は、咲愛が好きだ。


小さい頃から
ずっと咲愛だけを見てきた。


咲愛以外は何もいらない。


咲愛が欲しい。


咲愛を喜ばすことなら

俺はなんだってする。



そんな思いが、年を重ねて

体が大きくなるにつれて、

思いまでもが大きくなっていった。





俺は、咲愛が着替えたあと

持ってきた朝食を食べるように

咲愛に言って、家に帰った。