三日月姫



もしかして…


「朝の声はあなた?」


『そのとおりでございます。
私は、アンリデットのファルシュという国の連絡係を努めております。
リベルと申します。以後お見知りおきを。』


わお…なんてお固い挨拶…


「よろしくね!リベル!私は……」


『美月様でございますよね。存じ上げております。』


「は、はい…」


自己紹介くらいさせてよ!!




「ふふっ、変わってないわねーリベル。」


「身長もな。」


お父さんがその一言を言った瞬間



『あらあらあら?
いらっしゃったのですか慶次様。
気づかなかったです、すみません。』



あれっ!?態度が全然違わない……!?





「もう、また喧嘩してー。ほんと仲悪いわね、あなた達。」



「違うよ星良、リベルが一方的につっかかってくるんだよ。」



いやいや、父さんも十分嫌みったらしいですけど!?