竜太の家は俺の家の徒歩5分くらいのところにある一軒家、かなりのお金持ち。


「よお晴也。買い物に付き合わせてわりいな!」

「別にいつものことじゃねーか、気にすんな」

買い物というのは、竜太の彼女の誕生日プレゼント選びだ。
竜太は初彼女で、乙女心がわかんないとかなんとか・・・

常々初々しいやつだ。

「さすが晴也。俺の晴也。大好きだぜ!!」

「その言葉、理恵ちゃんに言ってやれよきもちわりい」

「なんだとっ!?」

ほんとうっとおしい奴だ。
それでも、俺の一番の親友の頼みだから断れないし俺もお前のこと好きだ・・・なんて、恥ずかしくて言わないけど。