開けようとした扉と窓が消えたから…


「なんできえたんだ!?」
「私にもわからないわよ!!」
「もう帰れないの!?」

様々な声が飛び交う中、ついにチカが泣き出してしまった。

「…この部屋からは出られないみたいだな。みんな、時計を見ろ。あと3分で俺らは行かなければならない。今後どうなるかわからないが、頑張ってみんなで脱出しよう。」

「そうだ。こんなところでやるもんやんなきゃあ、どうにもなんねーしな。」

みんなの意見が揃い、残り1分となった時。


協力で道は開ける


黒板に書かれた文字をみたのがその部屋での最後の記憶だ。