帰り道




結局5限目をサボって一緒に遅めの昼ごはんを食べた。


さっきまでの空気が嘘かのようにハルはよく笑い、よく喋っていた。


無理してるのが目に見えてとても辛かった。よく見るとハルの目は少し腫れていた。



昨日路上ダンスをしていなかったのは独りで泣いていたから‥?


きっと本当にすごくすごく好きだったんだよね。



あたしがあの腕の中、あたしの気持ちなんか伝えていたらハルの今の笑顔は見れなかったかもしれない。


ハルの心を癒してあげられる存在ですらいられなかったかもしれない。




やっぱり言えないや。


消すことはできないから
いつまでも隠し続けるよ。



だから
ごめんね、ハル。



頑張ろうなんて言ったけど心から応援できない。


そばにいられるなら
どんなに苦しくても笑ってみせるから



ハルの想いが
報われなかったことを
嬉しく思うあたしに気付かないで



片想いでいいの


ハルの笑顔の近くにいたい。




繋がりをなくさないで。




誰かの特別にならないで。




ずっとこうして
そばにいて。