頬杖をついて
ハルのいないグラウンドを
見つめながら
まだ昨日の続きのように
あたしは悪いことばかりを
考えていた
それからしばらくして
トンと肩を叩かれた数秒後に
「あーおーいー」
という声が耳元に響く
「え!?」
いつの間にか授業が
終わっていたことよりも
あたしの名前を呼ぶ人物が
ここにいることに対して驚いた
慌てて振り向くあたしに
笑いまくるハルの姿
あり得ない光景が
目の前に広がっていて
すぐに状況が呑み込めない
「えっと‥ハル?」
「あぁ、ごめんごめん。青井があまりにもすごい顔して驚くもんだから‥」
「失礼な!!」
「ごめんって」
周りのクラスメイトは『青井さんが笑ってるよ』だとか『2組の相羽じゃん、どういう関係?』などと騒いでいる。
まぁ 無理もないか。あたしは友姫以外とは喋らないし 興味の目が向いても不思議ではない。

