帰り道




バタンと響くドアの閉まる音を聞きながら目には堪えていた涙が溢れた。



ハルの辛そうな顔をあたしが笑顔にしたくて言った言葉だったけれど少し後悔してる。



ハルの気持ちを知った高島さんはどう思うんだろう。



高島さんには拓哉がいる だけど未来はわからない。


フラれたらハルの恋は終わるのかな‥そう思ってしまうあたしはまだまだ子供だと思う。


背中押しても結局は応援出来ないでいる‥


あんなこと言ったって自分は伝えることすら出来ないんだ。


最低だよね‥ほんとあたし何がしたいんだろう。



ねぇ、ハル


お願いだからこんなあたしに気付かないで。



嫌われるぐらいならあたしはいつまでもハルに自由を与えてあげられる場所でいたい。




都合がいいって言われてもいい。ハルのいない毎日に戻るよりも怖くないから。