黙り込んだあたしに
ハルはごめんなと呟いた
何か言わなきゃ‥
焦ったけれど浮かんだのは
こんなことだけ
「‥人がね、幸せになったり付き合ったりするときって誰かが涙流してたりするものだよ。幸せは何か犠牲にしないと成り立たないものだもの‥」
予想外のあたしの返事にハルは一瞬こっちを見てすぐに空を見上げた。
「だけどそれでもやっぱり好きって気持ちは止められない、止まらないものだから‥ハルがそんなに苦しいのなら気持ちを伝えてみるのもひとつの手かもしれないよ」
「え?でも彼氏いるし答えは決まって‥」
「決まってたら伝えちゃダメなの?言ったら意外とモヤモヤが消えるかもしれないよ?
それに結果なんて‥人の気持ちなんて明日にはどうなってるかわからないよ。
付き合うための告白じゃなくて気持ちを知ってもらうための手段にしたらいいよ。
‥なぁんて言ってみただけで告白なんて向こうからすると自分勝手かな」
急に熱くなってしまった自分が恥ずかしくて適当な言葉で取り繕って濁す。
「‥うん、確かにこのままずーっと悩んでうだうだするよりいいかもなぁ。」
「え?」
自分で煽っておいておかしいけれどハルの言葉に驚いてしまう。

