帰り道




話って‥

なんで今日なの?


今日は初めて高島さんよりあたしを優先してくれた日なのに。


そんな喜びすらあなたは許してくれないの?



「‥今日じゃなきゃダメなのか?」


「あたしは今日がいい。それに春輝にとってもきっと今日がいいハズよ」



そう言って高島さんは自信に満ちた笑みを浮かべる。


高島さんと比べられちゃ敵わないよね。


今日は1人で帰らなきゃダメなのか‥。


ハルと一緒に帰りたかった。


教室から家まで一緒に帰ったことなんてなかったから。


嬉しかったのになぁ‥。



「‥今日は青井と帰る約束してるから‥ごめん」



え、あたしを選んでくれるの‥?

でも‥そんな今にも泣きそうな顔で断らないでよ、ハル。



「お願い、春輝」


高島さんはハルの腕をギュッと抱き締めて言う。


ハルは一緒目を見開いてまた悲しそうな顔をする。



「‥青井、ごめん。今日は先に帰ってくれるか?」



ほら‥ね。


絶対に高島さんには敵わないんだ。