靴箱まで行った所でハルの足が止まる。
「ん?どうしたの?ハル」
ハルの視線の先を見るといつもハルがあたしを待ってくれてた場所に人が立っていた。
小柄で丁寧に巻かれた髪が綺麗な人。
「あっ!!春輝!!」
あたしの声に反応したのかどうかはわからないけどこっちを向いてハルに手を振る。
そんな姿すら可愛い。
「美代‥」
切なげな顔で呟くハル。
動かないハルに向かってくる高島さん。
「あれ、凛ちゃんもいたんだー」
そう言っていつものように微笑む高島さん。
「あ、うん‥」
悪気はないんだろうけどさっきの発言は失礼じゃない?
「あたし、ずっと待ってたんだよー?」
「今日は先に帰るからなって言ってだろ?」
「うん、でも靴がまだあったから待ってたら来るかなって思って」
え‥?
どういうこと?
「話があるの」

