帰り道




「青井、可愛いからドキドキすんだろっ」


「え‥」


「だからさ、照れるからそんな見ないでよ、凛ちゃん」


「い‥今、名前呼んだ」


「いーだろ」



そう言って少し拗ねたような顔をしたハル。


その顔は少しだけ赤くなっているように見えた。


それが夕日のせいなのか何なのかはわからないけど、夕日のせいなんかじゃなければいいと強く思う。



ハルに呼ばれた名前はなんだか胸がくすぐったくて、でも本当に嬉しかった。


メールなんかより100倍嬉しいよ、ハル。