「今日は俺、お迎えなんだ」
「えー誰の?」
そのまま教室に入ってきたハルと目が合う。
「青井」
あたしの名前を呟いたと同時に細められる目。
そしてはにかむようなあたしの大好きな笑顔を見せるハル。
「は?青井?アイツと帰るんかよ」
驚きのせいか可愛くみせていた声もいつもの声に戻るギャル軍団A子。
「そ。青井、帰ろ?」
スタスタとこっちに近付いてくるハル。
「え、あ‥」
「あ、相羽ちょっと待ってね。この子まだ準備出来てなくて‥」
ハルの笑顔にやられ言葉にならないあたしの代わりに友姫が言ってくれる。
「早く来すぎた?ごめんな」
大きく頭を振って見せるとハルはふっと笑ってあたしの髪を優しく撫でる。
「つまんねー、帰ろ」
あたし達のやりとりを見てたギャル軍団は教室を出ていく。
「あ、田中!!じゃーな」
「じゃーな」
ハルの声に足を止めたギャル軍団A子‥いや田中は興味をなくしたように適当に答えてギャル軍団の後を追っていた。

