帰り道




あれ‥


もし同じ教室なら前後なんだ。


それってちょっと嬉しいかも。



そんなことを考えながら後ろのドアから教室に入るともう担任は来ていた。



だけどまだざわつく教室を見る限りまだ出席はとってないようだった。


そのまま席についてグラウンドを眺める。


もちろん何もないんだけどハルも同じグラウンド側っていうせいか外を眺めるのが余計に好きになる。


だってもしかしたらハルもグラウンドの方見てるかもしれないんだもんね。




昨日までのテンションが嘘みたいに気分がよかった。


こんなに心地良い朝は初めてかもしれない。


毎朝ハルと会うけれどやっぱり今日の多目的室でのことは特別だった。



「おはよう、出席取るぞー。青井」


「‥あ、はい」



こんなに幸せな朝にこいつの声なんて聞きたくない。


今日は担任の顔を見たくなくて鞄から携帯を取り出して開く。