「うん」
ハルよりも少し低い位置にいるあたしはハルを見上げてハルの言葉を待つように頷く。
「青井の好きな人ってさ‥」
ドキッ
やっぱりバレちゃったのかな?
そりゃそうか。
あたし‥
隠せてないよね。
続きをなかなか言い出さないハルにドキドキしながらもう一度頷いて見せる。
「‥北川?」
ボソッと呟くハルの意外な言葉に耳を疑う。
「え、北川って‥‥もしかして拓哉のこと?」
何も言わず大きく頷くハル。
‥あ。
そういえば昨日の帰り‥あたし拓哉と手を繋いでたような‥。
しかもそれをハル見てたよね?
で 勘違いしたかな?って思ったんだった。
ハルが朝からこんなにドキドキさせるからすっかり頭からとんでたよ。
「違うよ、拓哉はただの幼なじみだから」
「ほんとに?」
「ほんとだよ」
あたしの言葉を聞いてさっきまでの真剣な表情が崩れていつもの笑顔に戻る。

