教室に着いてしまうとやることがない。学校にちゃんと行くようになったからといって学校が好きになったわけではないから少しだけ憂鬱な気分になる。
それでもハルの笑顔を思い出すだけでなんだか気持ちが晴れるようだった。ハルを想う気持ちとハルの笑顔さえあれば強くなれるような気がした。
静かだった教室は次第にラッシュと共に人が増えガヤガヤし始める。
もうそろそろ風紀委員も校舎に戻る頃かな。
さっき会ったのにもう会いたい。
ここは居心地が悪いよ。
ハルとあの屋上の綺麗な空を眺めたい。
「席に着けー」
朝だというのに今まで騒いでいた人たちも担任の声を合図に自分の席に座る。
担任は出席を取るとき1週間程前から数日間はしっかり遅刻なしで登校しているあたしにびっくりしていたが
今は何を勘違いしたのか自分のお説教を聞いてあたしが更生したとでも思っているようで
あたしを見て二ヤリという効果音を添えたくなるような笑みを見せる。
正直キモい。
でも
調子に乗るだけのればいいよ。
真実はあたしだけがわかってればいい。
あたしを変えたのはハルだよ。

