帰り道




しばらくハルのくれた言葉やハルの踊ってるときの笑顔を思い出していた。


少しずつ下校する生徒が減ってきた頃近付く二つの足音。


「‥が‥急にどっか‥から言えなかったんだけどね」


途切れ途切れにしか聞こえなかった女の子の声が次第にハッキリ聞こえ始める。


それは距離が近付いている証拠という意味もあるわけで手に汗握ってしまう。


だってこの声‥

高島さんよね?



「あーごめんごめん。どーかしたん?」


これはハルの声だ。


誰もいない廊下は妙に二人の声と足音を響かせる。


「私‥たくちゃんと別れたんだぁ」


‥あ


まだ言ってなかったんだ。



「‥え?」


明らかに困惑したような声を出すハル。



「だから一緒に帰ってくれないかなぁ?一人じゃ怖いから」


‥やっぱり想像通りの展開。