聴いて欲しいと思うようになった。
アナタに伝わるようにと願うように歌った。
あたしの声がアナタの支えになれるなら
あたしの歌がアナタを少し強くするならいくらでも歌う。
共感して泣きそうになる表情に胸が苦しくなった日も
あたしの歌が好きだと心から笑う姿に胸が高鳴った日もあった。
けど全てがアナタが教えてくれた感情で全てがとても大切に思えた。
貴方を好きだと思う度にお客さんはあたしの歌を褒めてくれた。
お客さん一人一人を考えて歌うようになったあたしをアナタは褒めてくれるだろうか。
今さら人を大切に想うあたしを笑わずに受け止めてくれるかな。
心に響く音だなとアナタは言ってくれたけどそれはアナタがいるから成り立つんだよといつか伝えたい。
ねぇ、ハル。
あたしね
すごく変わったよ。
あたしのこと
見てくれなくていい。
あの子を好きでいい。
だけど
変わっていくあたしを
もう少しそばで
見ていて欲しいんだ。
だから
だから‥
どこにも行かないで。

