帰り道




午後の授業も現実に目を伏せるように眠って過ごした。


これだけ寝れる自分が少し面白い。



あたしは眠っては起きてを繰り返す。


耳に届いたチャイムの音で顔をあげると

前の辺りには陰口を叩かれてた女の子が嫌われてるとも知らずに陰口を叩いていた人達と笑ってる。



器用な人達。


全く羨ましくないけど。




「凛ーあんた寝すぎ」


友姫が隣の人の椅子に座って軽くあたしの背中を叩く。


「友姫も携帯いじりすぎだから」



「あ、バレた?小山くんとメールしてたんだぁ」


「友姫が羨ましいよ」


友姫は『まぁね』とでも言いたげな笑みを浮かべる。


ほんとわかりやすいんだから。



「あら、凛だって今日拓哉くんと学校来てたって噂になってたよ」


「げ」


「凛と拓哉くんが幼馴染みだなんて同中の子たちしか知らないからね」


「そっか‥」



あの時間人少ないのに噂になるなんて。


ハルの耳にも届いてるのかな?


まぁ ハルには見られてるからどちらにせよ意味ないけど。