ゴクッ
あたしの顔を覗き込むハルの整った顔が近くて余計に意識してしまう。
「うまいっしょ?」
「‥う、うん」
正直味とかよくわかんないんだけどね。
「よかった」
あたしの返事を聞いたハルははにかむような笑顔を見せる。
あ
あたしの好きな笑顔。
あたしも自然と笑顔になってしまう。
ハルはそんな魅力のある人だと思う。
さっき足の上に戻された手にハルの冷たい手がそっと触れる。
「えっ」
「青井の手あったかいな」
「は、ハル‥」
ドキドキドキドキ
心臓がうるさい。
これじゃもう
伝わっちゃいそうだよ。
でも
この手を離したくない。

