キィ‥
「はぁ‥はぁ‥」
無我夢中で走り込んだのは屋上で、もうすぐ冬だというのに寒くないのは運動不足なくせに走ったせい。
慣れないことはするもんじゃないな。
息があがってなかなか戻らない。
「‥はは」
手に持ってた落ちて角が潰れて握り過ぎて不格好な抹茶オレを見てなんだか笑えてくる。
これあたしみたい。
汚い感情に握り潰されそうだよ。
ハルたちは前からあんなに仲良かったもんな。
わかってたくせに何悲しんでるんだろ。
あんなに近距離で見たのは初めてだったもんな。
なにちょっと期待とかしてたんだろう。
ハルは高島さんしか見えてないのに。

