こういう声の聞こえないところに行きたい。
ガタッ
椅子をひいた音が妙に響いて聞こえた。
彼女らもチラッとこっちを見てまたコソコソと話に戻っていく。
気持ち悪い。
屋上に行こうかな。
その前にジュースを買ってから行こうっと。
階段に上りかけた足を戻してハルの教室の方へと歩く。
購買部に行くにはハルの教室の前を通らなければならない。
2−2と書かれたプレートを見つめながらどんどん近付く距離に無駄にドキドキしてしまう。
わ
窓開いてる。
意識してないのに思わず教室の中を目で探してしまうあたしがいた。
でもハルの姿はなくて
「なぁんだ」
思わず小さな声で呟いてしまった。
たったちょっとの時間でもハルの姿なら絶対に見つけられる自信があるんだ。
これあたしの自慢。
ていうか
好きってこういうもんだよね。

