帰り道




そんなことを考えているうちに眠ってしまっていたみたいで顔をあげると英語の授業の真っ最中だった。



頭がボーッとする。


まだ頭が半分しか起きてないみたいでまぶたが重い。


ぼんやりグラウンドを見つめながら眠気を覚ます。



なんだか
とても穏やかな夢を見た。


あたたかい春の日


ハルと
自転車に二人乗りしてた。



あたしは後ろに乗ってるハズなのにハルの笑顔が見えるの。


夢から覚めると普通に考えて見えるハズないしおかしいけれどね。




ハルの背中
抱きしめて


あたしも
すごく笑ってた。



それだけの夢だけど


なんだかとても
幸せな気分になれた。




そんな夢だったからこそあたしはまだ現実に戻りたくないのかもしれない。


重いまぶたに負けあたしはまた眠りについた。



だけど今度はもう夢でハルに会うことはできなかった。