帰り道




「ほらー席に着けー」


相変わらず偉そうな担任の声で現実に返される。


「出席取るぞ。青井」


「はい」


適当に手を挙げて適当に返事をする。


適当で面倒くささを全面に出したあたしに気付きもせず今日も飽きもせずあたしを見て満足気な顔を見せる担任。


気持ち悪い。


こんな奴にあと何回出席を取られなきゃなんないのかな。


考えただけでも気持ち悪い。


こんなときはいつも以上にハルに会いたいと思う。


透明でつかめなくて眩しくて心が透き通るようなあの青い綺麗な空みたいなハル。


ハルの笑顔は
あたしを幸せにする。


ハルのダンスは
あたしを元気にする。


ハルといると
温かくて楽しくて
ドキドキして

でもちょっと
胸が苦しくて


だけど
心地良い


柔らかな風に
包まれてるようなの


そう例えるなら


春の風



見上げる空は


青い空




それが
ハルのイメージ



いつか一緒に
青い空の下
柔らかな春の風に
吹かれたいな


場所はやっぱり
屋上で


見下ろす校庭には
ハルに似合いそうな
桜の花が満開だといいな



でも何よりハルの笑顔が
一番輝いて見えるんだろうな