帰り道




何気ないいつもの言葉を今日もくれたハル。


あたしは嬉しくて手を振り返すとハルも歯を見せていつもみたいにあたしの大好きな笑顔で笑っていた。


まぁ即座にいつも通り風紀委員顧問の山内先生に怒られていたけれど笑


あたしが少しニヤニヤしながら教室に向かっていると

「なんだ結構うまくいってるんじゃん」


面白くないとでも言いたげな顔をして言う拓哉。


「それがそうでもないんだよ」


自分で言ってて虚しくなってくるけど。


「ふーん、まぁがんばれ」


相変わらず興味なさそうに呟くと軽く手を振って隣の5組に入って行った。



なんて言うか‥結局あたしと拓哉はどこか似てる。


クールとか言われてるとことかたいしていろんなことに興味がないところとか


不器用なところもそうだね。



教室に入って自分の席に着くと頬杖をついてグラウンドを見つめる。


今日はサッカー部が朝練をしている。


放課後にも練習してるのによくやるよ。


元気でいいなぁ‥。


まだ17歳の女子高生の思うことではないよね。


わかってるけどどうもあたしにはキャピキャピとか言う言葉が一番似合わないんだろうな。


こういうところがきっとあたしと高島さんの差なんだろうな。