「なんでもない。」

えへへって笑ってる。

「実は、華奈、同じクラスから七組に来てる子男子しかいなくて心細かったんだよねー。ハナがいてよかった。」

「華奈も?実は私もなんだよね。」

まさかいきなり話せる子ができるとは思ってなかったよーなんて二人で言い合う。

「ニムラ、また同じクラスだなっ!」

「げ、内藤…」

親しげに寄ってくるクラスメートについ嫌な顔をしてしまう。

「げっ、てなんだよー、てか、君可愛いね!!」

「はいはーい、クラスメートをナンパシナイデクタサーイ。」

わざとらしく呆れたように、そして、どうでもいいように言えば、これでもかというくらい大げさに反応する。

「可愛いって言っただけだろ!俺にはニムラが一番だっての!」