「二年生だー。」

クラス発表のボードを見てクラスを確認する。

二村花奈っと、えーと、7組かー。

「華奈、7組だよー!」

え、と振り向いたけど友人たちはいない。…人違いかな。

「花奈!何組だった?」

「7組!みんなは?」

5組だとか、3組だとかそれぞれが答えてく。

みんなと離れちゃった。少し心細い。

「昼休みとか集まって話そーね!」

「うん!」

友達の言葉に、なんだか嬉しくなって大きく頷いた。

「階が同じってのが唯一の救いだよねー。違ったらなかなか会えないし。」

「ほんとそれ!一人だけ下の階とかなったらもう悲しすぎでしょ。」

あはは、そうだねーって流す。私のクラスは、端っこで、一番階段から近い。
「じゃ、私ここだから。」

「うん、また後でねー!」

「うん、またね!」