「で、結局ハナと華奈はなにでんの?」
「バスケだよっ!」
「え、ハナはともかく、華奈ちっさいけど大丈夫なのか?」
まぁ、私は平均身長あるけど、華奈は150cmちょっと超えてるか程度だもんね。
「大丈夫!華奈、ゲームメイクするから!司令塔だから!」
「それは確実に負けるな。女バスは捨て試合か〜。」
いつの間にか二人はかなり仲良くなってる。内藤も、華奈もお互い遠慮がない。
「あはは、ハナちゃんがいるから大丈夫でしょ。」
「そ、そうかな、そういえば、錦くんは何に出るの?」
「僕は、野球とドッジボールだよ。」
女子三人と、男子12人がドッジボールだっけ。二つとか、三つ出る子もいるんだ…。
「ちなみに、俺エースで四番だから!応援宜しくな、ハナ!」
「華奈、応援してあげてね。」
内藤の顔も見ずに華奈にふる。華奈も、私の意図がわかってるらしく、にこやかに却下して、錦くんにふる。
「まだポジション決まってないんだけどね…。」
錦くんのちょっと困ったような顔がなんだか、可愛い。


