「女子は華奈のところに男子は俺のとこに集合して!」
割とサクサクとしきっていく。内藤、クラス委員似合ってるんだなぁ、なんて失礼ながら思ってしまう。
「えっと、もしテニス部の子とバスケ部の子いたら、手、あげてー」
数人が手を上げる。その子達はあっさりと自分が所属している部活と同じスポーツに入ってしまう。
「テニスは、あと二人か。昔やってた、って子いない?」
やっぱり勝ちに行きたいし!と、勢い良く華奈がいう。
やってた、というこが一人手を挙げてそのこを入れる。
そんな繰り返し。
「ということで、決定しましたー。練習とかは各自っていいたいけど、土日どちらかで暇な奴らで集まって練習とかしたいです!」
「お、サッカー部の練習さえなければグラウンド開放してやるよー」
ノリノリな諏訪ちゃんにのせられて女子も男子もやる気が溢れてくる。
うん、みんな単純だ。


