「高田先生、こう言ってますし、フタムラさんを信じましょう。諏訪先生からは何かありますか。」

「あ、それならひとことだけ。俺はフタムラのいうことを信じます。」

諏訪ちゃんは高田先生に向かって言い放った。

「…わかりました。…フタムラ、帰っていいぞ。」

ほかにいうこと何のかよ、とは思いつつも失礼します、とだけ告げて部屋を出ていく。

そのすぐ近くにはハナ、仁哉、錦。

「紛らしいよねー。」

「いや、これは紛らわしいで済ませちゃダメだよ。確実に迷惑でしょ。ハナちゃん。」

そうだよねー、なんて言いながら帰った。