片恋シンドローム


みんな、自分がクラス委員長とかにならなきゃいいんだろうね、

あっさりと諏訪ちゃんの意見が通った。

華奈は正直どっちでも良かったし、仁哉も内心嫌じゃないみたいだからすんなり決まる。

やっぱり、早く決まる方がいいもんね。

「明日、午後から早速授業な。昨日配った二日間の時間割見たと思うけど、ちゃんと準備してこいよ?で、とりあえず仮時間割配るから。」

手際良く配っていく諏訪ちゃんを眺める。うん、何をしてもかっこいい。

「って、明日早速英語あるの!?」

「ぁ、お前ら喜べ!コミュニケーションも、表現も俺が担当だから。」

とたんに女子の目は輝く。週6で諏訪ちゃんの授業が入ってるんだ…。

華奈も、もちろん嬉しい。

と、喜んでばかりもいられない。

「これ、俺らハズレばっかじゃん!」

多分、仁哉が、このクラスのみんなの代弁をした。

「ハズレっていうな。」

「諏訪以外、ろくな奴いねーし、ホントのことだろ!」

諏訪ちゃんは、ハイハイと受け流す。決まったことだから覆せる訳がないことはわかっていても、やっぱりいやだ。