「そういう二人は眠くなることないの?」
「あるけど、頻繁にはならないって。」
呆れたような声に前のクラスの友人たちを思い出す。
『きゃははっ、また寝てたの?』
『ほんと寝すぎ!』
なんていいながら華奈より寝てた気もするな…ただ見つからなかったのか、諦められてたのかわからないけど。
「でも華奈ちゃん、寝てる割にテストいいよね。」
「あ、それ内藤も。」
テスト勉強はしてるから!とドヤ顔してみる。
テスト勉強のために何度も遊ぶのを断った。授業中寝る上にテストも悪すぎて留年なんて胸を張って家に帰れない。
「席ついてー、」
また新たに入ってきた先生の声に一斉に席へと向かう。
「それじゃ、問題用紙と解答用紙配ります。」
窓の外、なんてものは見えない席でただ、まっすぐに前を向いていた。


