「諏訪ちゃん、しつもーん!」 「諏訪先生、な。んで何。」 訂正して質問に答える姿勢を見せる。 「彼女いますかー?」 「10人くらいいる。」 バッサリと切り捨てた。切り捨てるのが早い。 「好みのタイプは?」 「20歳以上のひと。」 高校生の私たちが騒がないためか、それとも、本当なのかはわからないけど、律儀にも答えていく。 「好きな食べ物は?」 「いくら。」 何か作ってこようにも作れないもののため女子の落ち込んだ声が聞こえる。 うまくわたし達高校生を交わしていく。