「はあ、でもなあー」 のぞみが頬杖をついて、天井を見上げる。 「わたしが『いいなあ』って思う人って、おかしな人が多いのよね〜」 金子さん、森先生のこと、好印象だったの? 翠は想像もしていなかったことに、少々ビックリする。 「山崎さんは、趣味がいいって感じ」 のぞみは羨ましそうな顔を向けてくる。翠は居心地が悪く、曖昧に笑った。 「どうやったら、あんな素敵な人、見つけられるわけ?」 「……さあ」 「背も高くて、かっこよくて、なんなの? あの瞳。目があうとゾクっとしちゃう」