ジェイがその腕を掴み、ぐいっと引っ張る。あすかはジェイの胸の中に転がり込んだ。
「本当に、かわいいな、お前」
「もうっ」
あすかは腕の中で、ジタバタと暴れまわった。
「そんなこと、気にする必要ないだろ」
「だって……胸は大きいほうがいいって、ジェニファーが」
「まあ、それはあながち嘘ではないけど……」
ジェイが言うので、あすかは「やっぱりっ」と怒りの声を上げた。
「でも俺は、胸がぺちゃんこでも、お前がいいって言ってるんだ」
ジェイがあすかの額に軽くキスをする。
「結婚しようって言ってるんだぞ」
ジェイはそう言うと、あすかの瞳を覗き込んだ。
あすかは口をへの字にして、ジェイの自信たっぷりの顔を見た。ジェイの唇に笑みが広がると、あすかはほっぺたを膨らます。
「まだ、拗ねてるのか」
ジェイは仕方がないなというように首を振る。それからあすかを抱き上げて、ベッドの上に下ろした。

