あんまり自信満々に言われると、翠の方が自信がなくなってきた。 あれは夢だったのかな。まじで欲求不満で。 でもなあ。すごくリアルだったし。あれからずっと起きっぱなしなんだから……夢ってわけは……。 「飯食わないの?」 これでこの話題は終了というように、颯太が朝を日常へ戻した。 「……食べる」 翠はパンをちぎった。 ああ、完全敗北。「昨日は何もありませんでした」方向で決着がついたみたいになっちゃった。 本当に何もなかったのかな? 翠はパンをコーヒーで流し込むと、がっくりと肩を落とした。