だけど、沖田さんは僕の演技はお見通しというように眉をさらに寄せた。
そして‥‥‥‥
ヒュン
そんな音がして、僕は持っていた土方さんの食事をお盆ごと沖田さんに投げた。
僕は素早く後ろに下がる。
ガシャーンと音がなり、床に落ちた朝餉。
そのお盆は真っ二つに綺麗に分かれている。
沖田さんの手にはさやから抜かれた刀。
‥‥‥‥危なかった。
沖田さんは完全に僕を斬るつもりだった。
「今のを普通の人は避けられないよ」
静かにそう言った沖田さん。
知ってるし、分かってるし。
寸止めしてくれるんだったら避けてないし。
「おい、何の音だ!?」
ドタドタの足音が聞こえてくる。
‥‥‥‥‥仕方ないか。
「沖田さん、部屋にすぐに案内して」
「理由は?」
「僕のこと、教えるから。はやく」
「‥‥‥‥わかった」
走る沖田さんの後を僕は付いていく。
そして、ある部屋の中に沖田さんと入った。
「ここは僕の部屋。ここでいい?」
沖田さんの部屋だという部屋は、藤堂さんの部屋以上に殺風景だ。
「うん、いいよ」
僕と沖田さんは畳の上に向かい合って座る。
さて、それじゃあ何から話そうかな。
*********************
そして‥‥‥‥
ヒュン
そんな音がして、僕は持っていた土方さんの食事をお盆ごと沖田さんに投げた。
僕は素早く後ろに下がる。
ガシャーンと音がなり、床に落ちた朝餉。
そのお盆は真っ二つに綺麗に分かれている。
沖田さんの手にはさやから抜かれた刀。
‥‥‥‥危なかった。
沖田さんは完全に僕を斬るつもりだった。
「今のを普通の人は避けられないよ」
静かにそう言った沖田さん。
知ってるし、分かってるし。
寸止めしてくれるんだったら避けてないし。
「おい、何の音だ!?」
ドタドタの足音が聞こえてくる。
‥‥‥‥‥仕方ないか。
「沖田さん、部屋にすぐに案内して」
「理由は?」
「僕のこと、教えるから。はやく」
「‥‥‥‥わかった」
走る沖田さんの後を僕は付いていく。
そして、ある部屋の中に沖田さんと入った。
「ここは僕の部屋。ここでいい?」
沖田さんの部屋だという部屋は、藤堂さんの部屋以上に殺風景だ。
「うん、いいよ」
僕と沖田さんは畳の上に向かい合って座る。
さて、それじゃあ何から話そうかな。
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