『!?』


大きく欠伸をしながら、僕は身体を起こした。


全く、寝てる人の前では静かにしてほしいもんだよね。


朝日が眩しいなぁ。


大きく伸びをして、目を開ける。


あ〜僕また寝ちゃって‥‥‥


「‥‥‥って、皆どうしたのさ?」

サラ
目の前には、アホ面を曝す新選組の幹部達。


なぜか僕を見て固まっている。


「剣壱‥‥‥か?」


「は?」


新八さんの言葉に、思わず目が点になった。


この人、何言ってるんだと。


だけど‥‥‥可笑しい。


皆同じようなことを言いたそうにしてる。


「え、僕がどうしたって‥‥‥」


自分の手を見てみる。


そして目を疑った。


「‥‥‥あり?」


手が‥‥‥大きくなってる。


それもかなり。


昨日の僕はもう少し小さかったはず‥‥‥


「‥‥‥!」


かかっている布団を放り出す勢いで立ち上がった。


そして自分の身体を見つめる。


「ワァオ‥‥‥‥」


思わずそう小さく呟いた。


来ている寝間着が小さくなっている。


いや‥‥‥僕が大きくなっていた。