その時、肩に温かい手が乗った。
隣を見ると、穏やかに微笑む井上。
ああそうか、と、斎藤は小さく息を吐いた。
井上は全てを知ったうえで、斎藤に付き合っていたのだ。
今日のことを秘密にしていたのにも関わらず。
「クソッ、なんなんだよ」
不意に、永倉の悲痛な声が耳に入った。
藤堂はそんな永倉を心配するものの、落ち込んだ顔をしている。
藤堂も気づいたのだろう。
「なぁ、斎藤、教えてくれよ。どうせもう始まっちまってるんだろ?せめて、教えてくれよ」
その声に、斎藤は酷く胸を締め付けられた。
自分だって、辛い。
だが、秘密にされていた永倉や藤堂はもっと辛いだろう。
「わかっている。全てを話そう」
そう言って刀から手を話し、斎藤は話し始めた。
*********************
八木邸
芹沢はお梅を守るように、刀をふるっていた。
土方と山南がそれに対抗するが、狭い室内でそうそうに刀は十分に振るえない。
「っ、総司!佐ノ助!八木邸の中にまだいるはずだ!探して斬れ!」
「あ、ああ!」
「‥‥‥」
佐ノ助が土方の声を聞き、部屋を移動する。
だが、総司はボンヤリと手を見つめていた。
同じ新選組である者を斬ったのだ。
だが、感傷に浸っている場合ではない。
もう後には引き返せないのだから!
隣を見ると、穏やかに微笑む井上。
ああそうか、と、斎藤は小さく息を吐いた。
井上は全てを知ったうえで、斎藤に付き合っていたのだ。
今日のことを秘密にしていたのにも関わらず。
「クソッ、なんなんだよ」
不意に、永倉の悲痛な声が耳に入った。
藤堂はそんな永倉を心配するものの、落ち込んだ顔をしている。
藤堂も気づいたのだろう。
「なぁ、斎藤、教えてくれよ。どうせもう始まっちまってるんだろ?せめて、教えてくれよ」
その声に、斎藤は酷く胸を締め付けられた。
自分だって、辛い。
だが、秘密にされていた永倉や藤堂はもっと辛いだろう。
「わかっている。全てを話そう」
そう言って刀から手を話し、斎藤は話し始めた。
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八木邸
芹沢はお梅を守るように、刀をふるっていた。
土方と山南がそれに対抗するが、狭い室内でそうそうに刀は十分に振るえない。
「っ、総司!佐ノ助!八木邸の中にまだいるはずだ!探して斬れ!」
「あ、ああ!」
「‥‥‥」
佐ノ助が土方の声を聞き、部屋を移動する。
だが、総司はボンヤリと手を見つめていた。
同じ新選組である者を斬ったのだ。
だが、感傷に浸っている場合ではない。
もう後には引き返せないのだから!



