新選組と最強子供剣士

「そんな時ですわ。私に手を差しのばされたのは」


「‥‥‥お前に手を伸ばした奴」


「今も忘れない、檻から出ることができる唯一の希望が現れた瞬間」


私のいた屋敷。


その屋敷に、今私がいる機関の方達が乗り込んできた。


屋敷の者全員を‥‥‥皆殺しにするため。


その日は、丁度私が見せ場の日。


私を眺める、仮面をつけた人達。


汚らわしい視線。


それに当てられていた時だった。


荒々しく開かれた扉。


そして、そこから入ってきた者達。


「ここから先は地獄絵図でしたわね」


飛び散る赤。


上がる悲鳴。


耳を塞ぎたくなるような音。


それを私は、黙って見ていた。


そして目に付いた、1人の少年。


美しくさえ見えるように剣を振るい、人々をその刃で切り裂いていく。


自分よりも幼い子供。


「それが‥‥‥剣壱か」


「その通りです」


これが私とリーダーの出会い。


この時、少年はまだ殺し屋ではなかった。


まだ〔訓練兵〕だった少年。


冷めた表情で、人を殺していく少年。


冷めた瞳が、私を捉えた。


目が会った瞬間、殺されると思った。


だけど‥‥‥‥


『君、名前は?』


少年はそう言って、私に剣を向けた。