新選組と最強子供剣士

原田組長がそう言った瞬間、原田組長とかつての仲間の言葉が被さった。


『いや~あんたって、意外と分かりやすいんだなぁって思ってさ』


「‥‥‥姉様」


気づけば、ポツリと呟いていた。


「ん?何か言ったか?」


「別に、何も」


聞かれて‥‥‥いなかった。


よかった。


「それで、今頃私の何が知りたいんですか?」


「え?あ、あ~‥‥‥」


「考えていなかったのですか?」


モゴモゴと口を籠もらす原田組長。


ハッキリと言って欲しいものですわ。


「何ですか?」


「いや、お前は何で、その、殺し屋になったんだ?」


「そんなことですか」


確かに聞きにくいことですわね。


裏社会にいる人に、まともな人生を歩んでいる人なんて1人もいないでしょう。


‥‥‥‥この人になら、話してもいいでしょうか?


忌まわしい、私の過去を。

     ワタクシ
「‥‥‥‥私、まともに生きた日なんて1度もありませんの。親に愛されたことも、親族と一緒に過ごしたこともないんですの」


「なん、でだ?」


「私は生まれてすぐに、親の借金、借りたお金を返すために売られた赤ん坊」


「なっ!?」


「そして私は生涯、自由という当たり前の幸福を引き換えに〈見せ物〉という豪華な暮らしを約束された生き地獄を味あうことにるはずだったんですの」


そう、そのはずだったんですわ‥‥‥‥