新選組と最強子供剣士

思わず眉を寄せて原田組長を見る。


いけない、皺になってしまうかも。


急いで眉間を抑えて、無表情を作る。


「お前、本当に無愛想だな?」


「初めから盗み聞きをしいてたでしょう?」


「やっぱお前には気づかれてたか」


「当然です。それで、何かご用ですか?」


「朝餉までまだ時間あるだろ?少し俺と話さないか?」


「何か聞きたいことでも?」


「いやまぁ、なんというか、お前のことが知りたいんだ」


少しだけ照れたように原田組長は言った。


目を瞬かせて原田組長を見る。


純粋にそう思っているのだろう。


表情にも裏が見えない。


私の‥‥‥こと?


「な、なんだよ‥‥‥」


「あ、い、いえ」


そんなこと、初めて言われたから。


私を知ろうとする人に、まともな人がいた覚えなんてない。


こんな純粋に言われたことなんて‥‥‥


「‥‥‥いいですよ」


「えっ?」


「~~~っ、いいって言ったんですよ!部屋、
失礼いたしますよ!」


「あ、ああ」


不躾に、ドカドカと原田組長の部屋に入る。


そんな私を見て、原田組長は笑った。


「なっ、なぜ笑うのですか?」


「いや、お前、意外とわかりやすい奴なんだと思って」