新選組には2つの派閥がある。


近藤 勇がリーダーの試衛館派


芹沢 鴨がリーダーの水戸派


まずは試衛館派。


江戸には、近藤勇が師範代の剣術道場があったらしい。


その剣術道場にいる人達は、刀を持って戦う武士とは無縁の家柄の身分で生まれた者。


武士に憧れた、農民や平民の出らしい。


そんな道場で剣術に磨きをあげる人達は、ある日こんな情報を手に入れた。


幕府が、将軍様を護衛する仕事をする浪士を探している。


将軍を護衛の浪士の募集だ。


それを聞いた近藤勇らは、江戸からはるばる京にやってきたらしい。


そこで芹沢鴨率いる水戸派の人達と出会った。


この時既に、芹沢鴨という人物に芹沢さんがなっていたかは知らない。


水戸派。


芹沢鴨は藩、水戸藩の郷士。


更には、神道無念流と呼ばれる剣術の免許皆伝だった。


水戸藩の郷士で神道無念流の免許皆伝。


そんな立派な肩書きのある芹沢鴨。


田舎道場の無名の流派の近藤勇。


身分の違う2人の人間が出会う。


そして、近藤勇と芹沢鴨が手を組んだ。


そこで誕生したのが、今の新選組。


当時は『壬生浪士組』という名があったとか。


組を結成した。


次の問題は‥‥‥頭、局長だ。


近藤と芹沢の2人のトップ。


だが、身分も肩書きも、どう考えても局長になるのは芹沢鴨。


ここで疑問が生まれた。