新選組と最強子供剣士

そう言って、僕は部屋を出た。


さて、とりあえず斎藤さんを‥‥‥


「あ痛!」


廊下を歩いていると、ふと声が聞こえた。


塀の外から?


なんとなく気になって見に行く。


角から顔をのぞかせると、なぜか近藤さんが兎と一緒に‥‥‥‥


兎、だと!?


雷でもくらったような衝撃。


も、モフモフしたうえに可愛いウサギだと!?


兎・ウサギ・うさぎ・U-SA-GI☆


いやいや、まて僕。


ま、まぁとりあえず行ってみるか。


「近藤さん」


「剣壱君!?動いても大丈夫なのかね!?」


「うん。で、どうしたの?」


兎を眺めながら言うと、近藤さんはなぜか溜め息をつく。


兎も兎で、逃げもせず動かない。


さすがの僕も、この状況は意味不明だな。


「実は、友人が兎を飼っていたんだが、遠くに引っ越すことになったんだ」


「それで引き取ったの?」


「動物は心を癒やしてくれるというし‥‥‥」


なるほど。


近藤さんのことだから、その友人にお願いされて断れなかったんだろう。


押しつけられたのか。


「1匹‥‥いや、1羽?まぁ兎くらいなら僕が面倒みるけど」


「本当かね!?」


「う、うん」


「あと二匹いるんだ」


「う、ん?」