新選組と最強子供剣士

土方さんの言葉で現実に戻る。


「あ、そうそう。土方さん、幹部の中で刀とか詳しいのって誰?」


「刀に詳しい?」


土方さんは少し考えてから言った。


「全般で言えば山南さん。刀の種類なら新八と斎藤。剣術なら源さんだ」


「薙刀は?」


「薙刀?女の使う武器のか?」


「そう。誰が詳しい?」


「‥‥‥斎藤じゃねぇか?あいつなら、いろんな店見てるだろうからな」


「斎藤さんかぁ。ありがと!」


んー斎藤さんって空いてる日あったっけ?


なんかいつも隊士の稽古見てるし、非番の時はどっかいっちゃってるし。


「土方さん」


「佐ノ助か。入れ」


土方さんがそう言うと、隊服を来た原田さんが入ってきた。


浅葱色の隊服。


んー、センスが理解できないんだよなぁ。


「変わったことはありませんでした」


「そうか」


佐ノさんがここに来た理由は、巡察の報告。


紙とかには書かないのかな?


やっぱり紙も貴重なのかな‥‥‥


「剣壱」


「ん?」


佐ノさんの方に目線を向けると、初めて見るくらいの真剣な顔。


土方さんも佐ノさんも、真面目な顔してると雰囲気かわるんだよね。


「ちょっと、話せないか?」


「今から?お昼ご飯までならいいよ」


「ああ、それでいい」