新選組と最強子供剣士

おーまさかの100点満点!


いや~すごいすごい。


「全問正解!すごいね!」


無邪気な笑顔を向けると、土方さんは顔を歪めた。


おっと、この顔はお気に召さないかな?


「その気味わりぃ笑みは止めろ」


「結構自信作なんだけど」


「やめろ。胸くそわりぃ」


そこまで言わなくていいじゃん。


ちょっと傷つかないこともない。


「よくわかったね。で、どうするの?」


「どうもしねぇよ。だが、犯人が誰か知らないよりはましだ」


「ま、京の街を取り締まる新選組だもんね」


「てめぇ、わかって言ってるだろ。嫌みか?」


「さて、どうだろう?」


土方さんは何もしないんじゃない。


何もできないんだ。


子供の姿をした僕が犯人だなんて、誰が信じるというんだ?


疑われたところで、僕は演技するだけだ。


疑われて可哀想な子供を。


さらに僕が犯人だという証拠はどこにもない。


江戸時代は血液検査できないし。


髪の毛が見つかっても、DNA検査できるわけじゃないし。


「1つだけ言う」


「何?」


「独断行動は止めろ。俺にまず報告しろ」


「報告して許可した?」


「どうだろうな」


土方さんはそう言って、また机仕事に取りかかる。