新選組と最強子供剣士

斎藤さん、井上さん、近藤さんは厳しい目で僕と立を見ていた。


そんな目に対して、僕は笑みを返す。


「まぁまぁいいじゃん。過去の話だし。あ、でもここにいる人達意外には言っちゃだめだよ」


「剣壱、未来から来たというのは‥‥‥」


「斎藤さんが信じる方でいいよ。別に疑ったって事実は変わらないんだし」


弁解するのもめんどくさい。


事実を事実と認めるのはその人しだい。


僕は関係ない。


「んー新選組で知ってることと言えば、屯所が変わることですわね」


「はい?」


「それは誠か!?」


立が記憶の中から何かを引っ張り出した。


その言葉に井上さんと近藤さんが反応する。


「私、高校の授業で京都に行ったんですの。その時、クラスメートと一緒に行きましたわ。名前は忘れましたけど」


「ああ、確かに行ってたね」


「ええ。クラスに新選組のファンがいたんですのよ。半ば無理やり連れてかれましたわ」


屯所が変わるかぁ。


うん、僕は知らないな。


「ま、そういうわけで、僕達が未来から来たってことだけ覚えといてよ」


シーンと静まる部屋。


皆の目が僕に向いていることに気づいた。


「まだなにか?」


「いや、その‥‥‥‥」


「?」


モゴモコと口を動かす佐ノさん。


頭に?を浮かべていると、斎藤さんが言いにくそうに言った。


「未来から来たというのは理解しておこう。しかし、まだ疑問が残っている」