新選組と最強子供剣士

そりゃそうだよね。


仲間だった人の死を見たんだから。


「剣壱君、その傷は‥‥‥」


沖田さんが驚いた顔をして僕に言う。


その答えとして、僕はニッコリと笑って土方さんに言った。


「土方さん、任務は完了。死亡者は18。死体の処理は山崎さん率いる観察に任せました」


「副長、これはどういう?」


僕の話に、斎藤さんがいち早く土方さんに質問した。


土方さんは僕を見た後、斎藤さん達に答えた。


「北凪の調査で、新選組に襲撃しようとする輩がいることがわかった。その処理を内密に剣壱に任せた」


「な!?土方さん、あんた自分が何言ってるかわかってんのか!?剣壱はまだ8つの子供なんだぞ!?」


佐ノさんが怒りを隠しきれない表情で、土方さんの胸ぐらを掴む。


「‥‥‥‥‥隊長」


立が心配そうに僕の名を呼ぶ。


そろそろ、かな。


「土方さん、今すぐにあなたの部屋に幹部だけを集めてください」


「な、剣壱?」


「原田、斎藤、沖田、集めろ」


「副長?」


「剣壱のことを教える。お前らも疑問な点はあるだろ?」


「‥‥‥‥」


「佐ノさん、一君、行くよ」


沖田さんの言葉で、渋々とついていく佐ノさんと斎藤さん。


僕は溜め息をついて立ち上がった。


「じゃ、土方さんの部屋に行きましょうか。
立、怪我は土方さんの部屋でいい?」


「はい。わかりました」


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